learningBOXが新パーパス策定、AI活用でより多くの人に学びの機会を
learningBOX株式会社は、法人設立11周年を機に社会において果たす役割・存在意義を明確にし、志や信念に基づいてどのような未来を築いていきたいかを示すため、理念体系を整理し新たにパーパスを策定しました。今後は学びの機会をより多くの人へ届けるため、さらに広い視野で開発領域の拡大を行い、社会に貢献してまいります。
learningBOXの「PDB」
★Purpose / パーパス(志)~内面的で自発的な志~
EdTechのチカラで、学びの機会をより多くの人へ。
世界中の人に、学ぶ自由、学ぶ楽しさを。
あらゆる学びをサポートする「箱」であるlearningBOXは、
世界の誰もが、自由に学べる未来を創造します。
★Dream / ドリーム(夢)~パーパスに根ざした実現可能な夢・未来像~
まっすぐ誠実に、そしてポジティブに楽しく。
世界を変えるために、世界シェア No.1 になる。
自由に学べる未来を創り、みんなを幸せにする。
よくばって本気で全部かなえることが、私たちの夢です。
★Belief / ビリーフ(信念)~社員一人ひとりの中に刻み込まれる強い信念~
パーパス策定にあたってプロジェクトを立ち上げ、社員一丸となって考えlearningBOXの「PDB」を決定しました。半年以上の期間を費やし、作成した案は100以上。考えに考え抜いた魂のこもった一語一句を大切に、未来に向かって歩んでいきたいと思います。
▼learningBOXの「PDB」ページを公開しました
https://learningbox.co.jp/company/philosophy/
▼パーパス策定プロジェクトの裏側について、note記事を公開しました
https://note.com/learningbox/n/n30d5f236a4ae
なぜ「PDB」なのか
名和高司(2021)『パーパス経営 30年先の視点から現在を捉える』(東洋経済新報社)を参考に作成
パーパスを「志」と表現し、資本主義に続く経営ベースとして「志本経営」を提唱する一橋大学ビジネススクールの名和高司氏。昨今、この資本経営から志本経営への転換が注目を集めています。
資本経営の時代においては、Mission(使命)Vision(構想)Value(価値観)が一般的でした。この「MVV」は外発的な観念です。一方で、志本経営におけるPurpose(志)Dream(夢)Belief(信念)「PDB」は自身の内側から湧き出てくる、より内発的な観念です。
learningBOXでは、この「PDB」こそが私たちの志を表現するのにマッチするのではないか、内側から湧き出てくる内発的な観念だからこそ、社内にも浸透しやすいのではないか、という考えから、Purpose(志)Dream(夢)Belief(信念)を策定するに至りました。
私たちには大きな志があり、叶えたい壮大な夢があり、それを実現するための強い信念を持っています。それを自分たちの言葉で、分かりやすく表現することを大切にしました。
微力ながら、私たちが実践していることについてご紹介させていただきます。
★誰でも無料でオリジナルのクイズが作れる「QuizGenerator」を2011年から無償公開しています
QuizGenerator(クイズジェネレーター)は、誰でも簡単にクイズをWeb上で作成・公開することができるツールです。大学在籍中からeラーニングのシステム開発に携わってきたエンジニアである代表取締役の西村 洋一郎が、誰でも自由にWebクイズを作成できるようになってほしいという思いから、半ば趣味で開発し、完全商用無料で公開していました。
インターネットの口コミで話題となり、ユーザーの中小企業オーナーや個人塾の講師の方に「使いやすい」という感謝のメッセージとともに、成績保存や受講生管理もしたいという要望を受けたのが、eラーニングシステム「learningBOX」開発のきっかけとなりました。(QuizGeneratorサービスページ:https://quizgenerator.net/)
★AIによるクイズ生成ページ無償公開&「ChatGPT」活用ノウハウをオープンソース化
イラストは作成者の西村 洋一郎(learningBOX株式会社 代表取締役社長)
QuizGeneratorサービスサイト上で、ChatGPT連携のAIによるクイズ生成が体験できるページを2023年5月より公開(https://quizgenerator.net/create-quiz-ai/)しています。会員登録の必要がなく、短いお題を入力するだけで、クイズが自動生成されます。
また情報の取り扱いにも配慮して「ChatGPT」を活用できるよう、代表取締役の西村 洋一郎が作成したソースコードを2023年4月に無償で一般公開しています。このソースコードを使用することで簡単に、自社専用のChatGPT環境を構築することができます。入力した内容は、AIの研究開発を行うOpenAIの学習に使用されることはなく、文書要約や校正、翻訳機能を搭載しています。
(関連リリース:https://learningbox.co.jp/news/opensource_gpt/)
★パキスタン国でeラーニング導入支援プロジェクトを行っています
learningBOX株式会社は、独立行政法人 国際協力機構(JICA)と業務委託契約を締結し、パキスタン国でのeラーニングの導入にかかる基礎調査(2021年10月~2022年9月)を完了しています。この調査において、現地カウンターパートであるパンジャブ州技術教育・職業訓練庁 (P-TEVTA) とのプロジェクトを引き続き進めています。
2022年の9月(一部10月)からは、GCT校(公立校)の学生にも実際に教材を配布して学習を進めており、今後もeラーニングの普及に向けたさまざまな取り組みを実施していきます。
(関連リリース:https://learningbox.co.jp/news/elearning-review-meeting/)
★「トビタテ!留学JAPAN」への寄付で学生の留学を支援しています
官民協働のもと社会総掛かりで取り組む留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」(https://tobitate.mext.go.jp/)にキャンペーンの趣旨に賛同し、微力ながら同キャンペーンへの寄付を通じて、将来世界で活躍できるグローバル人材の育成を支援しています。今後もさまざまな活動を通して、子どもたちの自由な未来を応援していきます。
★価値ある確かな情報を届けるべく、小学校にニュース掲示板を2年連続寄贈しています
learningBOX本社の同地区内にある小学校に、朝日写真ニュース社の「朝小ニュースあれこれ」掲示板を寄贈しています。同掲示板は、情報が自由に手に入れられる時代だからこそ、大切にすべき価値ある確かな情報を子どもたちに伝え続けています。掲示板の寄贈が、子どもたちが楽しく見聞を広め、読解力や考える力を培うための一助となることを願っています。
(関連リリース:https://learningbox.co.jp/news/donation_2023/)
小さなことからコツコツとですが、世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来に向かって、SDGsの目標4(質の高い教育をみんなに)の達成にも貢献していきます。
社員研修や学校教育等の現場において、人材不足、人手不足が問題となっています。昨今では教育における現場でもDXの推進が求められており、AIを活用した教育が注目を集めています。
大幅なリソースの削減を実現し、より効率的に教育を進めることができることからも、時代は“AIと創る、AIと学ぶ”方向へと変わりつつあります。
learningBOXでは、2023年9月にChatGPTと連携した「AIアシスト機能」の実装を予定しています。
learningBOXにアップした動画等の教材、WebサイトのURL等からワンクリックでクイズや暗記カードが自動生成されるようになります。
また、モデル解答に基づいて、提出されたレポートをAIが分析し採点作業をアシストするなどの機能が登場します。
今後も“AIと創る、AIと学ぶ”learningBOXとして、さまざまなAIアシスト機能の実装を予定しています。
多くの人がAIを有効に活用していけるよう、AIフレンドリーなサービスの提供を目標に、今後も開発領域の拡大に注力してまいります。今後ともeラーニングシステム「learningBOX」ならびに「learningBOX株式会社」をよろしくお願いいたします。