learningBOXと産学連携の取り組みを行う鈴鹿医療科学大学も参加
learningBOX株式会社は、パキスタン国パンジャブ州技術教育・職業訓練庁 (P-TEVTA)との共同プロジェクトの一環として、2023年7月5日(水)に現地TVET機関でのeラーニング活用に関しての取り組み報告等を行う「Review Meeting」を開催しました。
開催の背景
learningBOX株式会社は、独立行政法人 国際協力機構(JICA)と、パキスタン国での「技術教育卒業資格取得のための自学自習を支援するeラーニングの導入にかかる基礎調査」(契約期間2021年10月22日~2022年9月15日)で業務委託契約を締結し、事業を完了しています。現地カウンターパートにおいてeラーニング活用に関する期待感が高まり、その後もパンジャブ州技術教育・職業訓練庁 (P-TEVTA) とのプロジェクトを引き続き進めています。
基礎調査では、パンジャブ州ラホールにあるTVET機関の3校をパイロット校(GCT Railway Road校、GCT for Women Lytton Road校、Ahamad Hassan Polytechnic Institute校 )として3教科(英、数、AutoCAD)の教師(各約8名)にeラーニングシステム「learningBOX」の使い方を指導し、活用可能性を探りました。結果は良好で、現地でもeラーニング活用への期待が高まっていました。
2022年の9月(一部10月)からは、GCT校の学生にも実際に教材を配布して学習を進めています。今回は、昨年9月からの取り組みの総括と今後の課題解決に向けての意識統一を図る目的で「Review Meeting」を開催することとなりました。
関連リリース
https://learningbox.co.jp/news/pakistan-elearning-project-final-report/
Review Meeting 開催概要
2023年7月5日(水)日本時間14-15時(現地時間10-11時)、合同会社アイオライト・コンサルタンツ司会によりオンライン形式で開催しました。P-TEVTA上級事務局長、学術局長、認定局長、その他P-TEVTAのトップマネジメント、GCT校両校の教師らと、learningBOXチームが参加。ゲストとして、learningBOX株式会社が産学連携協力に関する覚書を締結し、共同でさまざまな取り組みを実施している鈴鹿医療科学大学の学長・教授らが登壇し、learningBOX活用による成果や有効な運用方法などについて実例を交えながら紹介しました。
アジェンダ
1. アテンダントの紹介
2. 開会の挨拶
3. 活動の背景と概要
4. 成果と今後の展望:learningBOX
5. 特別講演:鈴鹿医療科学大学教授
6. 閉会の辞
現地からの発表
GCT for Women Lytton Road校での授業の様子
各GCT校教師が実際に作成したいくつかの教材を展示して評価したり、実際の学生の学習履歴からlearningBOXを通してその学習進捗や評価方法を説明したりしました。
またこの1年を振り返り、直面した課題とその対処方法などを紹介。この活動に対して、現場の教師陣から感謝の意を伝えるビデオコメントも上映されました。
鈴鹿医療科学大学からの発表
鈴鹿医療科学大学の発表の様子
日本で初めての4年制医療系大学としての発足と歩みから、コロナ禍で2020年4月から完全オンラインラーニングに移行したこと、learningBOX導入を全学導入に至った経緯までを豊田 長康 学長が紹介しました。
また三浦 英和 准教授(医用工学部 臨床工学科)は、学内で結成しているLMS研究部会の活動に関する内容を、松浦 佳苗 准教授(保健衛生学部 放射線技術科学科)は、learningBOXを活用した効果的な勉強法などについて発表しました。
learningBOX株式会社は、世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来の実現を目指しています。今後もさまざまな活動を通じて、一人でも多くの人へ、より多くの教育機会を創出できるよう尽力してまいります。