~医療系大学におけるLMS活用についての調査レポートも公表~
鈴鹿医療科学大学(三重県鈴鹿市、学長:豊田長康)とlearningBOX株式会社は、このたび令和4年11月10日に、産学連携協力に関する覚書を締結いたしました。
両者の包括的な連携のもと、次世代を担う医療と福祉のスペシャリストの養成及び、eラーニングシステムを活用した大学の教育、研究機能の向上を図ることを目的に新たな取り組みをスタートいたします。
【本覚書締結の背景】
今回の産学連携の取り組みは、日本で最初に設立された「4年制医療系大学」のパイオニアとして、次世代の日本の医療と福祉分野を担うスペシャリストを養成してきた鈴鹿医療科学大学と、「EdTechのチカラで、世界を変える」を理念とし、誰でも簡単にWEB学習環境が構築できるeラーニングシステムの開発・提供を行ってきたlearningBOX社との両者のニーズが合致し実現したものです。今後両者が緊密な協力関係を築き、その活動、研究の成果を広く社会に発信するとともに、さらなる実用化、課題解決に向けた取り組みを進めてまいります。
【本覚書の内容・テーマ】
<learningBOX導入による資格試験合格率向上に関する効果検証>
資格試験の勉強にeラーニングシステム「learningBOX」を活用した場合と活用しなかった場合の合格率の違いをデータ化し、その効果を実証
<効果的な反転学習実現のためのlearningBOX活用メソッドの体系化>
授業前にオンラインで自宅学習し、対面授業では演習や議論を行う反転学習の実現に向けたlearningBOXの活用方法の確立を目指した取り組み
<習熟度別アダプティブラーニングを実現するためのシステム開発>
一人ひとりの状況に応じた最適な学習内容を提供して、より効率的に学習を進めることを目的としたシステムの開発および、システムを活用したきめ細かな教育指導の促進
<上記の産学連携により得た学びに関する知見の社会還元>
産学連携協力により得られた研究成果や知見を広く社会に発信することで、より良い教育の提供、より良い医療の提供、デジタル社会の実現を目指す
【調査レポートについて】
鈴鹿医療科学大学が有する医療・福祉ならびに教育に関する知見と、learningBOX社が有するeラーニング、LMS(学習管理システム)に関する最先端の知見により推進してきた研究内容に関するレポートを公表します。
調査レポート
「医療系大学におけるLMS活用法とその効果について」
https://learningbox.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/20221128_suzuka-u_learningBOX_report.pdf
【概要】
<産学連携の背景と目指すもの>
鈴鹿医療科学大学とlearningBOX社が産学連携に至った背景や、その目的について説明する。また医療系大学をとりまく環境の変化とその課題についても触れる
<LMS選定から運営体制の構築まで>
LMSの選定に至るこれまでの経緯やlearningBOXを選択した理由、学内での運営体制について述べる。鈴鹿医療科学大学が独自で結成しているLMS研究会の活動についても紹介する
<LMS導入後の効果について>
LMSを具体的にどのように授業に活用し定期試験で成績が上がったのかや、試験での活用事例、さらに教員・学生へ実施したlearningBOXに関するアンケート結果についても説明する
<まとめと今後の展開>
医療系大学におけるLMSの活用で、定期試験での生徒全体の成績が上がったという結果に対する考察を行うとともに、課題や今後の展開など本調査についての結論を述べる
鈴鹿医療科学大学とlearningBOX社は、産学連携をより活性化させ、研究成果の実用化に向けた様々な課題を両面から解決するとともに、SDGsの目標3(すべての人に健康と福祉を)や目標4(質の高い教育をみんなに)の達成にも貢献していきます。
【鈴鹿医療科学大学について】
1991年(平成3年)日本で最初に設立された「4年制医療系大学」です。当初は2学部4学科と小さな大学でしたが、現在では4学部10学科14専攻分野を有する「医療・福祉の総合大学」となりました。「科学技術の進歩を真に人類の福祉と健康の向上に役立たせる」という建学の精神のもと、知性と人間性を兼ね備えた医療と福祉のスペシャリストを育成しています。
【URL】https://www.suzuka-u.ac.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
鈴鹿医療科学大学 大学事務局 教務課
TEL 059-340-0335 E-MAIL hmatsu@suzuka-u.ac.jp
learningBOX株式会社
E-MAIL marketing@learningbox.co.jp