プレスリリース
2025.04.08

【調査結果】社員研修「対面実施」46.1%でデジタル活用浸透に課題 学習管理システム(LMS)導入検討理由に「リスキリング」上位 重視する機能に「AI活用」も

学習管理システム(LMS)に関するアンケート調査を実施

学習管理システム(LMS)の開発・運営を行うlearningBOX株式会社は、2025年2月、企業に勤める412名を対象に学習管理システム(LMS)に関するアンケート調査を行いました。

学習管理システム(LMS)に関するアンケート調査を行った背景

企業のDX化が進む中、人材育成においてもデジタル技術の活用が求められています。特に近年、「リスキリング(学び直し)」の重要性が叫ばれ、多くの企業が社員のスキルアップや業務効率化を目的とした学習環境の整備に取り組んでいます。

しかし、現状では対面研修や紙ベースの試験運用など、従来型の研修スタイルの企業も多く、学習の進捗管理や効果測定が十分に行われていないという課題が浮かび上がっています。そこで、当社は企業における学習管理の実態を明らかにするべく、本調査を実施しました。調査結果を通じて、学習管理システム(LMS)の導入状況や必要性、企業が求める機能を分析し、人材育成におけるデジタル化の重要性について考察します。

調査概要

調査名称:学習管理システム(LMS)に関するアンケート
調査期間:2025年02月18日(火) ~ 2025年02月25日(火)
調査対象者:全国22~59歳男女合計412名
社内システム導入に向けた情報収集者及び決裁権保有者412名
調査方法:インターネットWeb調査
調査委託先:マクロミル

社員研修の学習管理の実態 デジタル活用の遅れが浮き彫りに

学習管理システム(LMS)を導入していない企業のうち、46.1%が「対面で研修を実施」と回答。また、「紙で試験・検定・テストを運用」「何も運用していない」との回答が合計37.9%を占めるなど、多くの企業がいまだデジタル活用に踏み切れていない現状が明らかになりました。

リスキリングの波 学習管理システム(LMS)の必要性が加速

学習管理システム(LMS)導入検討の背景として、「学習成果の可視化」「研修効率の向上」「リスキリングの実施」が上位を占めました。近年、企業の人材育成において「リスキリング(学び直し)」が注目されており、これが学習管理システム(LMS)の必要性を押し上げる要因となっていることが伺えます。

学習管理システム(LMS)に求められる機能とは?アンケート機能とAI活用がトレンドに

「アンケート機能」が39.6%でトップとなりました。これは、前述の「現在、従業員の学習管理をどのように行っているか」の回答で分かるように、従業員の学習状況を把握する手段としてWebアンケートが活用されている現状と一致しています。
また、「AI活用機能」が上位に挙がっており、生成AIを活用したクラウドサービスが普及する中で、学習管理システム(LMS)にもAI機能を活用した効率化が期待されていることが分かります。

学習管理システム(LMS)選びの決め手は「コスト・サポート・セキュリティ」

学習管理システム(LMS)導入の決め手として、「導入コスト」「サポート体制」「セキュリティ」が上位に入りました。この結果から、企業が導入時の負担を抑えながらも、運用サポートや安全性を重視していることが確認できます。

学習管理システム(LMS)における年間の予算規模では、「100万円以上500万円未満(34.7%)」「10万円以上100万円未満(26.5%)」が全体の6割を占めました。複数のクラウドシステムを導入する企業が増える中で、慎重にコストを検討している実態が分かりました。

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