
音声評価と端末多様化対応で、教員の負担軽減と公平な評価の実現へ
learningBOX株式会社は、2025年7月23日(水)、当社が開発・提供するeラーニングシステム「learningBOX」において、新たにスピーキング用の音声入力機能を実装しました。さらに、タブレットなどのタッチデバイスでの不正対策も強化。これにより、語学などの音声を活用した試験や、CBT(Computer Based Testing:コンピューターを利用して行う試験)を、より柔軟かつ公平に運用できるようになります。多様な学習環境の整備が進むNEXT GIGAの時代に向けて、教育現場のさらなるICT活用を支える機能強化となっています。
スピーキング用音声入力機能を追加

「learningBOX」のレポート形式問題に、スピーキング用の音声入力機能が新たに追加されました。これまで語学学習などで音声による解答を行う場合、学習者はボイスレコーダーアプリなどの外部ツールで録音し、その音声ファイルをアップロードする必要があり、解答までのプロセスに手間がかかっていました。
今回の機能追加により、「learningBOX」上でそのまま音声を録音・提出できるようになり、システム内で一連の操作を完結できます。学習者の負担を軽減し、よりスムーズな解答が可能になりました。
また、教材作成者は録音時間を設定し、提出された音声はシステム内で直接再生して確認できるため、採点者側の評価作業も効率化されます。
タッチデバイスでの不正対策機能を強化

GIGAスクール構想の浸透により、学校で配布される学習用端末はノートパソコンだけでなくタブレット(タッチデバイス)も多く利用され、ICTを活用した学びが広がってきました。現在はその次のステージとして、より高度で柔軟な学習環境を目指す「NEXT GIGA」への対応が求められつつあります。
今回のバージョンアップでは、タブレットなどのタッチデバイスでも利用できる不正対策機能を新たに搭載。試験中のブラウザの全画面解除や画面の最大化・縮小操作を自動で検知・制御し、不正行為のリスクを低減します。これにより、多様な端末を使用する教育現場で公平性の高いテスト運用が可能になります。
▼eラーニングシステム「learningBOX」についてのお問い合わせはこちら
お問い合わせ | eラーニングシステムのlearningBOX
今後の展望
当社は今後も、学校教育における試験の公平性の担保や、時代に即した問題作成・評価の実現に向けて、eラーニングシステム「learningBOX」の機能強化を図っていく方針です。
また、教員の業務負担の軽減やICT活用の促進など、教育現場が抱える課題の解決にも貢献できる教育プラットフォームを目指し、継続的に改善を重ねてまいります。