
各分野の専門家である教授陣がリレー形式で登壇
学校法人鈴鹿医療科学大学(三重県鈴鹿市、学長:豊田長康)とlearningBOX株式会社は、2025年9月10日(水)に特別ウェビナーを開催しました。多くの方にご参加いただき、高い関心や共感の声をいただきました。
本ウェビナーでは、鈴鹿医療科学大学の教員の皆さまをお招きし、同大学が「learningBOX」の全学導入から5年で、2つの医療系国家試験合格率100%(※)を達成した、活用ノウハウや、具体的な取り組みについてお話しいただきました。
※2024年度 臨床工学技士 国家試験で、臨床工学科の新卒合格率が100%
2024年度 診療放射線技師 国家試験で、放射線技術科学科の新卒合格率が100%
ウェビナー概要
■ 開催日時:
2025年9月10日(水)17:00~18:30
■ プログラム:
1. 鶴岡信治先生(医療健康データサイエンス学科)
「未来への展望:オンデマンド授業を成功させた体験」
「すべてオンデマンドで、いつでも、どこでも学習したいときに学習でき、最先端の内容を楽しく学修する」として、10分~15分の動画を視聴した後に、クイズに解答する設計を実践していることなどが紹介されました。
2. 八重徹司先生(薬学科)
「『できない』を取り残さない。できるまでトコトン付き合う『雪だるま式』の反復学習。」
同大学が力を入れている「トコトンできるまで教育」の概要や、小さな単位に分けて、「雪だるま式」に問題を繰り返し解いていくことで、learningBOX導入後に全国の模擬試験での順位が上がった事例が紹介されました。
3. 武藤裕衣先生(放射線技術科学科・大学院)
「“できる”を引き出すLMS:ラーニングボックス導入の舞台裏」
同大学のlearningBOX全学導入までに至る道のりが紹介されました。学生への聞き取りから明らかになった課題を解消するために、最適なシステムを探し求め、まずは所属学科の1つの授業で取り入れ、効果を実証した経緯などが話されました。
4. 松浦佳苗先生(放射線技術科学科)
「learningBOXで変わった学びのかたち~成果と見えてきた次の課題~」
learningBOX導入から数年が経ち、learningBOXがあることが当たり前になった環境で見えてきた新たな課題や、今後の展望などについて紹介されました。参加者から「成績下位5%の学生の成績を向上させるためには」との質問も寄せられました。
5. 三浦英和先生(臨床工学科)
「learningBOXを用いた国家試験対策コンテンツの公開と共有」
臨床工学技士養成課程への入学志願者の増加や、教育コンテンツの充実を図るためには各教育施設間での協力が不可欠で、「競争」ではなく「共創」が必要。臨床工学技士になりたい人を応援するための、コンテンツ共有やコミュニティ形成についての構想が紹介されました。

ウェビナー参加者からのコメント
- 具体的にどのように活用されているのかがよくわかりました。同じ医療系(放射線)ということで、今回のお話をさまざま参考にさせていただこうと思っております。(大学職員)
- 目から鱗でした。このような学習方法があるのだなと感じました。教育に対する熱意もよかったです。(専門学校職員)
- 先生方の活用法、活用視点がよくわかりました。非常に興味ある取り組みでした。(一般企業勤務)
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